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                  |  犬には数種類の条虫(サナダムシ)が寄生する事が知られていますが、最も普通に見られるのが犬条虫です。犬条虫は1cm前後の瓜の種状の片節が15〜50cm以上も連結しているため、別名「瓜実条虫」とも呼ばれています。
 この条虫の頭部は吸盤で小腸粘膜に吸着しており、この頭部が次々と片節を作る事によって成長し、この成熟した片節がちぎれて体外に排出されます。
 
 
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                  | ■感染経路 |  
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                       体外に排出された片節は動きながら卵嚢や虫卵を周囲にばらまき、それらはやがて乾燥して壊れ全ての虫卵を拡散させます。全ての条虫の幼虫は発育するために中間宿主を必要とします。犬条虫の中間宿主はノミ、ハジラミで、虫卵をノミが食べ、その体内で孵化して幼虫となります。
このノミを犬が補食した時に経口的に幼虫を摂取し、感染した事になります。
 
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                  | ■症状 |  
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健康な成犬では無症状に推移する事が多いのですが、多数寄生している場合や子犬の場合には被毛粗剛、貧血、腸炎、下痢等他の消化器寄生虫症と同様の症状を呈してきます。 
 
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                  | ■治療と予防 |  
                  |   条虫の駆除薬は投与前の絶食や副作用等、少なからず犬にもストレスを与えます。ノミがいる限り駆除をいくら行なっても条虫感染はなくなりません。
 犬条虫の感染予防には中間宿主であるノミ、ハジラミの駆除を行なう事が大切です。
 ノミがいる限り駆除をいくら行なっても条虫感染はなくなりません。
 犬条虫の感染予防には中間宿主であるノミ、ハジラミの駆除を行なう事が大切です。
 
 
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