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■リンシング
シャンピングの主要な目的は、皮膚や被毛の汚れを落とすことにあります。 
このため皮脂が変化した垢や汚れを落とすためにシャンプー液には強い洗浄力が要求されます。
一般にアルカリ度数と洗浄力は比例するため、必然的に汚れがよく落ちるシャンプー液は強いアルカリ性の製品とならざるを得ません。
人であれ犬であれ、皮膚や被毛をアルカリ状態におくことは、タンパク質の破壊、バクテリア類の増殖などとマイナス面が大きいと言われます。
リンス剤はシャンプー液剤によってアルカリ性に傾いた皮膚や被毛を中和し、弱酸性(PH5程度)にもどすために使用されます。
さらに多くのリンス剤は各種のオイルがベースとなっており、シャンプーによって脱脂状態となった皮膚や被毛に人工的に油脂分を与えケアーする事も目的とされています。

■リンシングの目的
  • シャンプーでアルカリ性になった被毛を中和させる。
  • シャンプーによる過度の脱脂を補い栄養を与え保護する。
  • 被毛の乾燥を防ぎ柔軟性を与え、色艶を良くする。
  • ブラシ、コームの通りを良くしトリミングをしやすくする。
  • 静電気の防止をめざす 。

■リンシングの実際
1、水を切ります。
シャンプー液を洗い流した後は毛流にそって充分に水を切りましょう。

2、リンス剤を体にかけます。
リンス剤の使用方法については、取扱説明書により正しい希釈率を守り、あらかじめ用意しておきます。
使用するリンス液の濃度は、犬種や犬の被毛の状態によって微妙な加減が必要です。
リンス液は頭部から背線を通り尾に向かってむらなくかけて行きましょう。
原液を被毛につけ、湯をかけるアバウトな方法は望ましくありません。
被毛をもつれさせないよう、手のひらで押さえるようにすり込みましょう。
胸の飾り毛など毛玉になりやすい個所には充分にリンス液を浸透させる必要があります。
リンスの効果を確実にしたい場合は、薄めに希釈したリンス液に犬の体を浸し、2〜3分そのまま保持してみましょう。
尾の被毛を手に取り、リンス液を充分浸透させて下さい。

3、シャワーでリンス液を洗い流します。
すすぎ過ぎるとリンス効果が落ちるので被毛の質により加減が必要です。

4、水気を絞ります。
長毛種の場合は手で挟むようにしておおまかに水気を絞って下さい。
犬の耳に息を吹き掛けて身震いさせる方法も古くから行われています。
バスタオルで犬の体を包み込みタオルの上から押す要領で水分を拭き取って下さい。
タオルの上から足元をつかみ水気をとっておくと乾燥が早くなります。
テーブルの上に別のタオルを敷いておくとより効果的です。
■リンシングの際の注意点
  • 犬種や被毛の状態に適合したリンス剤の選定は重要課題です。
  • 同一犬種、同一リンス剤であっても被毛の状態や使用濃度、すすぎまでの時間、ドライングの方法など使用状況によって、リンシングの効果や仕上がりは大きく異なることがあります。
  • 原液を被毛につけ、湯をかける方法は望ましくありません。
  • 毛をもつれさせないために、手のひらで押さえるようにすり込みましょう。

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ドッグ検定 トリマー通信コース 動物介護士専科
ペットのイエローページ事務局