15坪弱の店舗をペットショップに改装する事になりました。
子犬、猫の販売とトリミングを主力として若干のフード、器具販売を計画しています。
業者に工事を依頼するにあたって、注意すべき事がありましたらご教示下さい。
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ペットショップ特有の問題がいくつかありますので、生体販売、トリミング、器具販売の各エリアに分けて説明します。
各エリアの広さは売り上げ目標に比例させて配分されると良いでしょう。
単純に3つに分けるのではなく、新入生体を隔離観察する小部屋や、若干の在庫置き場なども確保すべきです。
1、生体エリア
時代の流れから言うと多くの陳列に多数の子犬を並べる時代は終わったと考えるべきです。
数の問題ではなく、質の問題として、ケージに入れて動物扱いしている同業の他店舗と差別化をはかりたいものです。
スペースが許せば来客と生体の間をガラス面にして、管理は後面から行う犬舎の構造が多くの面で望まれます。
犬舎は広い方が良いですが、奥行きはスタッフの手の届く程度が管理上楽です。
生体エリアでは、消毒がしやすい材質を使う必要があります。
壁面も腰から下は水が掛かっても良いクロスを使い、床面は排水が容易な素材を使います。
通行人から見えるのは良い事ですが、日射による温度上昇や、ドアの開閉ごとの気温変化による子犬の健康問題に留意します。
店内への客の誘導を考えた時には、生体が居る事は分かるが、店に入らないとよく見えない程度が良いでしょう。
店内にいるスタッフからすべての生体が見渡せる事は管理上必要です。
工事の段階で換気ダクト(換気扇)は生体エリアの背面から外へ空気を出すようにします。
店内への臭気の拡散を防ぐと同時に伝染性の疾患を防ぐ事ができます。
来客や店のスタッフが丁度良いと思う室温がそのまま生体にも適すと言う事はなく、閉店後に空調を止めるようなケースでは生体エリアだけ、又は各個室単位で温度調節できる必要があります。
冬期は個別にヒーターを使う事も多いので犬舎ごとの電源の確保が必要です。
ペットショップでは犬が乗っても開くような自動ドアは避けます。
トイレを借りたいと言う客も居ます。
見せてはまずいようなものが見えない配置を考えます。
2、トリミングエリア
トリミングエリアも道路から見える配置が一般的です。
水を使い、定期的な消毒も必要なので、材質は生体エリアに準じたものを使用します。
トリミングエリアは生体や器具のエリアと壁で仕切られた区画とします。
犬の逸走防止のためにもドアは必須で、念のためトリミング室の内側に引く形式のドアにします。
トリミングテーブルの位置を想定し、ドライヤー等を使用中の気流を考え、被毛が飛び散らずに排気できる位置に強力な換気ダクトを付けます。
ダクトの排気口には被毛を集めるためのフィルターを付け、まめに掃除をします。
トリミングエリアは強力なドライヤーや湯を使うために温度と湿度がかなり上昇しますので、能力の高い空調機器を設置すべきです。
電源の容量も余裕をもたせておきます。
トリミング作業は外部から見えるのが望ましいのですが、見せたくない作業もある事を考慮して死角になる場所を作っておく事も必要です。
犬は飼い主が見ていると、反抗的になって作業ができないケースがありますから、あまりガラス面に接近しない位置にテーブルを設置すべきです。
3、器具販売エリア
フードや器具を並べるエリアは、被毛が飛び散ったり、湿度が高くなる場所を避けます。
管理の都合上レジに近い位置で、店のスタッフから見通せる配置が望まれます。
スタッフの人数を最小限にとどめるケースでは、トリミング従事者からも目が届く方が好都合です。
スーパーやホームセンターで、大量に売られている商品を同様に並べる事を避け、専門店にしかないような商品を専門店らしいレイアウトで並べ、愛犬家の気持ちを引くようにします。
器具で気をつけなければならないのは、客の要望がある度に商材を増やしていくと、金魚の餌や、哺乳瓶、蚊取り線香まで、並べるようになり、雑貨ショップのようになって来ます。
小さなスペースだからこそブティック的な感覚で魅力のある商品に限定して販売すべきだと思います。
ペットショップの業態は開業前の計画に反して必然的に変化がおこります。
大型犬の来店が多かったり、トリミング顧客のペットホテルは断れなかったり、送迎はしないつもりでも、特例が多くなったりします。
幾分か変更の余地を残して配置を決めるようおすすめします。
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