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■ ■ ■ ■ ペットビジネスの転ばぬさきの杖
■■■■ ■■■■ ■ メールマガジン 2005/02/11
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■ ■■■■ ■ 「ペットビジネス専科」92号
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「ペットビジネス専科」41号以降はペットビジネスの根幹たる「犬」に焦点を
あて、我が国で流通する各犬種についてペットビジネス従事者が知るべきレベ
ルで掘りさげていきます。
日本畜犬学会を窓口とし、各犬種の専門家のご協力を得て刊行されます。
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「犬種研究 シーズー」
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古来チベットと中国は緊密な関係にあり、チベットの統治者は、魔除け効果が
あると信じられていた小型犬ラサ・アプソを中国の皇帝皇族に献上する習慣が
あった。
唐、栄の時代にも献上の記録があり、1645年の清国のチベット侵攻の際にも
ラサ・アプソが中国に渡った。
当時の中国宮廷ではさらに古くから伝わっていたペキニーズが飼育されており、
チベット由来のラサ・アプソが、中国在来のペキニーズと混血したものがシー
ズーであると言われている。
シーズーの作出にペキニーズの混血があったことはまちがいないが、シーズー
はラサ・アプソに近い犬種として固定された。
つまり中国宮廷のシンボルとして寵愛されたペキニーズに類似する犬種の作出
は望まれなかったのである。
実際、体形や毛質、性格など多くの点でシーズーはラサ・アプソに酷似してい
る。
シーズーの犬種名はライオンに近い中国の空想上の動物「獅子」の中国語発音
からきている。
正確にはス・ツと発音される。
「獅子」は神格を有する動物として認識されていたため、「獅子」を具現化し
た犬種「シーズー」は相応の待遇で飼育された。
シーズーは革命前の中国で皇帝や貴族の愛玩犬として大切に飼育され、庶民が
飼育することは許されていなかった。
宮廷のような隔離された空間での長い年月は、一犬種の系統を高度に固定する
には有益に作用する。
中国原産と言われる犬種はヨーロッパに於けるテリア種のように近縁種が見当
たらないのが特徴である。
シーズーは「頭部はライオン、骨格はクマ、足はラクダ、歩様は金魚」と評さ
れ、顔面のあらゆる場所に長毛が放射状に生える様子が菊の花に例えられた。
革命の時代に多くのシーズーは殺された。
ロシア革命に於けるボルゾイと同様の運命をたどる。
現在世界中に分布するシーズーは革命以前にイギリスに渡っていた犬の子孫で
ある。
シーズーがイギリスに渡った1920年代、当時のシーズーはほとんどラサ・ア
プソと区別がつかず混乱したと言われている。
犬名もアプソと呼ばれていた。
出産子犬の内、短吻で短肢のものをシーズー、長吻で長肢のものをラサ・アプ
ソと区分して計画繁殖を行い、現在のシーズーの基礎犬が固定された。
イギリス(KC)は1935年にラサ・アプソとシーズーを別犬種とした。
中国原産のシーズーはイギリスを経由して世界各国に伝わることになる。
シーズーがアメリカに渡ったのは第二次大戦中、イギリスに駐屯していたアメ
リカ軍兵士によって持ち帰ったものと言われている。
アメリカでのショーデビューが1969年と比較的新しいが、金魚のように動く
犬として人気を集めた。
シーズーはペットブームの追い風を受け、手頃な大きさと日本人好みの風貌に
よって日本でも近年急速に人気が上昇し、愛玩犬の御三家と言われたマルチー
ズ、ポメラニアン、ヨークシャー・テリアの座を駆逐した。
小型ながら体質強壮で、出生後の生育に関しては他の小型犬より頑強、飼育の
しやすさで言えば先の御三家を上回る。
作業犬でもなく、猟犬でもないシーズーは人を愛し、人に愛されるために存在
する。
毛色はゴールド・アンド・ホワイト、ブリンドル・アンド・ホワイト、ブラッ
ク・アンド・ホワイト、ブルー・アンド・ホワイトが一般的であるが、すべて
の色が許される。
額のブレーズと尾の先端の白いものが高く評価される。
繁殖に際してはやや難産の傾向があり、出生後の毛色の変化が著しい。
(写真参照)
http://www.dogfan.jp/zukan/toy/shihtzu/index.html
(データ)
原産地 中国(チベット)
分 類 トイ(AKC)
ユーティリティ(KC)
第9グループ(JKC)
体 高 おす、めす23〜27cm
体 重 おす、めす5.4〜6.8kg
出産数 JKC 25,899頭(全犬種中 5位)2003年
AKC 28,958頭(全犬種中 9位)2004年
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http://www.j-pet.com/jpic/j.html
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