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■ ■ ■ ■ ペットビジネスの転ばぬさきの杖
■■■■ ■■■■ ■ メールマガジン 2004/12/03
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■ ■■■■ ■ 「ペットビジネス専科」82号
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「ペットビジネス専科」41号以降はペットビジネスの根幹たる「犬」に焦点を
あて、我が国で流通する各犬種についてペットビジネス従事者が知るべきレベ
ルで掘りさげていきます。
日本畜犬学会を窓口とし、各犬種の専門家のご協力を得て刊行されます。
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「犬種研究 スコティッシュ・テリア」
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各種のテリア犬種は、それぞれの原産地域で有害な鳥獣の駆除犬として発達し
て来た例が多い。
スコティッシュ・テリアはスコットランドに土着の古いテリアで、元来はキツ
ネ、野鼠、カワウソやアナグマ狩りに使われていた。
農夫や猟師など庶民の家庭で普通に飼育され、穀物の番犬や小害獣の猟犬とし
て役立って来た。
スコットランド原産のテリア犬種は多いが、スコティッシュ・テリアは小型で
ありながらその吠え声は太く、テリア特有の独立心と大型犬の風貌を持つ、文
字通りスコットランドを代表するテリアである。
この犬種がケアーン・テリアと同族である事は疑うべくもない。
スコティッシュ・テリアは1800年代半ば、スコットランドのアバディーン近
隣で多く飼育されていた歴史を持つ事からアバディーン・テリアと呼ばれる事
もある。
スコティッシュ・テリアと言う犬名はもともとはこの犬種のために付けられた
名称ではない。
スコットランドにはスカイ・テリアやダンディ・ディンモント・テリアなど多
くのテリア犬種が在り、これらを総称してスコティッシュ・テリアと呼んでい
た時期がある。
当時のイギリスのドッグショーではスコティッシュ・テリア部門が設けられて
おり、ここにスコットランド原産の多くのテリア犬種が出陳されていた。
やがて、スコットランドの地名を冠するにふさわしい犬はどの犬種か、と言う
論争が起こり、結果的にその地位を勝ち取ったのがそれまでスカイ・テリアに
分類されていた現在のスコティッシュ・テリアである。
この時に制定されたスコティッシュ・テリアの犬種標準書の大部分は現在も健
在で多くの国で受け継がれている。
これらの歴史を踏まえ、スコティッシュ・テリアの愛好家は、スコティッシュ
・テリアこそスコットランド最古の生粋テリアであると主張し、スコットラン
ドを代表する犬種として強い誇りを持つに至っている。
有害鳥獣の猟が一般的でなくなった近代になって、スコティッシュ・テリアも
多くのテリア犬種と同様に愛玩の対象として繁殖される事になる。
テリア犬種の中では最も早い時期に世界中に知れ渡った犬種で、北アメリカで
大流行した事がある。
我が国でも戦前から親しまれておりファンも多い。
スコットランドの風土に育まれた優美な長毛と、野趣を帯ながらも重厚で威厳
のあるキャラクターが世界中で愛され、一般に「スコッティ」の愛称で呼ばれ
ている。
多くのテリア犬種が集まるドッグショーの会場などでは、テリアの花形犬種と
して特別の敬意をもって扱われている。
頑健なボディと短肢、体に不釣合いな大きな頭部が特徴で、猟欲旺盛、忍耐強
く大胆、強い好奇心を持つ勇敢な犬である。
ほとんどが愛玩犬として飼育される昨今でも、テリア犬種の資質を失ってはい
ない。
我が国ではスコティッシュ・テリアの被毛色は黒と信じられているが、純粋な
黒は稀れで、実際には褐色、シルバー、暗灰色の刺し毛が混じったブリンドル
系が多い。
ウィートン(小麦色)も認められており、ほとんど白に近い明るい個体もある。
(写真参照)
http://www.dogfan.jp/zukan/terrier/scottish/index.html
(データ)
原産地 イギリス
分 類 テリア(AKC)
テリア(KC)
第3グループ(JKC)
体 高 おす25.4cm めす25.4cm
体 重 おす8.6〜10.0kg めす8.2〜9.5kg
出産数 JKC 566頭(全犬種中 45位)2003年
AKC 3,516頭(全犬種中 44位)2002年
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