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■ ■ ■ ■ ペットビジネスの転ばぬさきの杖
■■■■ ■■■■ ■ メールマガジン 2004/11/26
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■ ■■■■ ■ 「ペットビジネス専科」81号
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「ペットビジネス専科」41号以降はペットビジネスの根幹たる「犬」に焦点を
あて、我が国で流通する各犬種についてペットビジネス従事者が知るべきレベ
ルで掘りさげていきます。
日本畜犬学会を窓口とし、各犬種の専門家のご協力を得て刊行されます。
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「犬種研究 ケアーン・テリア」
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スコットランド産のテリアはもともと1犬種で、総称してスコッチ・テリアと
呼ばれていた。
これらのテリア犬種は小型で短肢、剛毛が特徴である。
1873年、この犬種の中から先ずダンディ・ディンモント・テリアが独立犬種
として分離され、残りのすべてのテリアはハードヘアード・スカイ・テリアと
呼ばれる事になった。
このハードヘアード・スカイ・テリアにはさまざまな毛色があり、やがて毛色
によって区分されるようになって行く。
ホワイト色のものに人気が高まり、マーキングが欠点とされたために、多数派
だった有色種テリアのブリーダー達が造反し、この段階でホワイト色のウエス
トハイランド・ホワイトテリアが分離する事になる。
残りの有色テリアは短毛種であったためにショートヘアード・スカイ・テリア
と呼ばれたが、このショートヘアード・スカイ・テリアを改名して1912年に
独立した犬種となったのがケアーン・テリアである。
ケアーンとはスコットランドで多く見られる路端の標識や記念碑を補強するた
めに積まれた積み石(石組み)の事である。
人の手の及ばないこの積み石のすき間は小さな哺乳動物のかくれ家として好都
合であった。
ケアーン・テリアは積み石の穴に入って小獣を追い出す事を得意としたのでこ
の犬種名が付けられた。
古いテリアで犬種名に地名が使われない例はめずらしい。
ケアーン・テリアは農作物に被害を与える狐などの小害獣を駆除する目的で改
良固定された作業テリアである。
小型ながら頑健で勇敢であり、スコットランドの農村地域で飼育されていた。
ケアーン・テリアは改良の過程でさまざまな毛色のものが作出され、被毛も長
くなり、タイプも洗練された。
その結果、ケアーン・テリアが実猟犬としてよりも家庭犬として身近なものに
なっていく。
ケアーン・テリアには犬種独立後もホワイトの子犬が生まれ、犬種団体がホワ
イトのケアーン・テリアを公認していた時代がある。
現在ではケアーン・テリアの毛色は「ホワイト以外の色」と定められている。
ケアーン・テリアは優れた嗅覚と視覚で番犬や家庭犬として人気が高く、イギ
リスで最も人気の高いテリアであったが、近年ウエストハイランド・ホワイト
テリア、ヨークシャー・テリアなどにその地位を奪われた感がある。
我が国でもケアーン・テリアは一時的に人気の高かった犬種であるが「見た目」
や「ブーム」で犬種選びをしがちな現代人がケアーン・テリアを飼育候補にあ
げる事は少なくなった。
手頃な大きさと素朴な風貌により現在も多くの国で愛されるケアーン・テリア
であるが、実猟犬としての機敏な身のこなしと、テリア本来の気質は変わって
おらず、獲物に立ち向かうケアーン・テリアの動作は本質的にテリアそのもの
である。
現在でもケアーン・テリアのブリーダーや愛好家に一致しているブリードの目
的は「ケアーン・テリアを昔のままの作業テリアとして保存する事」である。
他のテリア犬種との相違点は、ケアーン・テリア独特の体高バランスとそのサ
イズにあり、この特性こそが最も重要な「ケアーン・テリアらしさ」であると
されている。
ケアーン・テリアは体質強壮で寒暑いずれにも耐え、活動的で勇ましく、大胆
である。
気質は陽気であるが家族以外には無関心な態度をとる事があり、独立心が旺盛
で独断的だが攻撃的ではない。
(写真参照)
http://www.dogfan.jp/zukan/terrier/Cairn_Terrier/index.html
(データ)
原産地 イギリス
分 類 テリア(AKC)
テリア(KC)
第3グループ(JKC)
体 高 おす25.4cm めす24.1cm
体 重 おす6.3kg めす5.9kg
出産数 JKC 939頭(全犬種中 35位)2003年
AKC 3,812頭(全犬種中 43位)2002年
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