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■ ■ ■ ■ ペットビジネスの転ばぬさきの杖
■■■■ ■■■■ ■ メールマガジン 2004/10/15
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■ ■■■■ ■ 「ペットビジネス専科」75号
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「ペットビジネス専科」41号以降はペットビジネスの根幹たる「犬」に焦点を
あて、我が国で流通する各犬種についてペットビジネス従事者が知るべきレベ
ルで掘りさげていきます。
日本畜犬学会を窓口とし、各犬種の専門家のご協力を得て刊行されます。
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「犬種研究 ボクサー」
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ボクサーはドイツで作出された比較的新しい犬種である。
ボクサーはマスティフの系統に属す犬で、マスティフの子孫と言われる闘犬種
ブレンバイザー(牛噛み犬)にブルドッグやフランス、スペイン原産の犬種を
混血して作出された。
ブレンバイザーはもともと獣猟犬で、獲物を噛み伏せて猟師の到着を待つ用途
で用いられていた。
これらの犬種には大きな口と丈夫な歯列が必須とされ、この特質が新犬種の開
発目的に合致していた。
ボクサーと命名したのは英国人で、ドイツを始め世界的にこの英語名が定着し
ている。
闘う際に後肢で立ち上がり、ボクシングのようなスタイルをする事が犬名の由
来と言う説と、側望した体形がボックス(箱型)のように見えるとする説が伝
わっている。
ボクサーはその顔貌からブルドッグが密接に関与している事は間違いないが、
フレンチ・ブルドッグ、マスティフ、グレート・デンなどが交配されたと考え
られる。
フランスやスペインにはマスティフ系統上の多くの犬種があり、これらはボク
サーの特徴を多くもつ事から、混血のあった事が推測できる。
幅広いマズル、ターン・アップした鼻、濃いフォーンの被毛色はこの系統に由
来するものと言われている。
ボクサーにはテリア種の混血の痕跡もあり、16世紀以来のヨーロッパの多くの
犬種系列から発した犬種と言う事ができる。
ボクサーは作業意欲が旺盛で、忍耐強く、忠実、勇敢と言う特性をもち、軍用
犬、警察犬、イノシシ狩り犬として盛んに用いられた。
第一次大戦下では多くのボクサーが赤十字犬として有能に働き、高く評価され
て世界的に知られる事となる。
多くの文明国で闘犬興行が禁止されるまで、ブルドッグ同様ボクサーもこの目
的で使われていた。
ボクサーはアメリカに渡り伴侶犬として一躍人気犬種となり、体形が洗練され
被毛色も改良された。
以後多くの優秀な犬がアメリカで作出されている。
日本には第二次大戦後、アメリカの駐留軍人が持ち込んだ事により知られるよ
うになった。
顔貌は特異であるが、性質はきわめて優しく温和、訓練性能も高く家庭犬にふ
さわしい資質をもつ犬である。
ボクサーの毛色はフォーンとブリンドルの2種で、白斑は体表の3分の1を超
えてはならない。
頭部の白斑は左右対称が望まれ、顔面のブラックマスクは必須とされる。
スクエアな体躯構成と強健な骨格をもつ事が要求される。
グレート・デン同様、英国では断尾のみ、アメリカでは断耳、断尾されるのが
一般的である。
ボクサーはドイツ人がシェパードに次いで完成させた、用途の広い使役犬で、
作出に関与したすべての犬種の優秀な資質を維持する事に成功した犬種だと言
われ、ドイツの科学的な犬作り手法の最大の成果と位置づけられている。
(写真参照)
http://www.dogfan.jp/zukan/Working/Boxer/index.html
(データ)
原産地 ドイツ
分 類 ワーキング(AKC)
ワーキング(KC)
第2グループ(JKC)
体 高 おす57.2〜63.5cm めす53.3〜59.7cm
体 重 おす29.9kg めす28.1kg
出産数 JKC 615頭(全犬種中 42位)2003年
AKC 34,340頭(全犬種中 7位)2002年
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