メールマガジン「ペットビジネス専科』
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「犬種研究 イングリッシュ・コッカースパニエル」

詳細
 


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 ■  ■ ■      ■     ペットビジネスの転ばぬさきの杖
 ■■■■ ■■■■   ■     メールマガジン  2004/03/26
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 ■    ■■■■   ■     「ペットビジネス専科」46号
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「ペットビジネス専科」41号以降はペットビジネスの根幹たる「犬」に焦点を
あて、我が国でペットとして流通する各犬種についてペットビジネス従事者が
知るべきレベルで掘りさげていきます。
日本畜犬学会を窓口とし、各犬種の専門家のご協力を得て刊行されます。

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     「犬種研究 イングリッシュ・コッカースパニエル」
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イギリスには14世紀頃にすでにスペイン系の猟犬種(スパニエル)が移入され
ており、水、陸ともに優秀な猟性能を示した事から人気を博していた。
その後、スパニエルは狩猟タイプやサイズによって、ランド・スパニエル、ウ
ォーター・スパニエル、トイ・スパニエルに分類されて行く。
コッカースパニエルは銃猟犬としてはランド・スパニエルの最も小型の犬種で
あり、スパニエル種の中でもかなり小型の犬種が始祖犬になったものと考えら
れる。
草むらで、山鴫をフラッシング(飛び立たせる)したり、落ちた獲物を回収す
るために使われていた。

イギリスでコッカースパニエルと言えば、イングリッシュ・コッカースパニエ
ルをさす。
イングリッシュ・コッカースパニエルは17世紀頃までは、同じくランド・スパ
ニエルの代表犬種であるイングリッシュ・スプリンガースパニエルとの区別が
されていなかった。
実際、イングリッシュ・コッカースパニエルとイングリッシュ・スプリンガー
スパニエルはサイズによってのみ区別されていると言ってよい。
猟犬が自分の体の大きさに適した獲物に向かおうとする事は避け難く、ハンタ
ーも猟の目的によってサイズの異なる猟犬を使いわける必要性を認識し、サイ
ズによる現在の区分が確立したと考えられる。
イギリスケネルクラブは1892年、イングリッシュ・コッカースパニエルとイ
ングリッシュ・スプリンガースパニエルを別犬種として認めた。

イングリッシュ・コッカースパニエルは、アメリカン・コッカースパニエルの
原種となった犬種である。
つまり、イングリッシュ・コッカースパニエルはアメリカに渡り、サイズがや
や小さくなり、口吻が短くなるなどの変化を遂げ、被毛色もバラエティになっ
て行くのである。
アメリカの環境とアメリカ人の好みが、特定の犬のタイプを変えて行く過程が
興味深い。
イングリッシュ・コッカースパニエルはスパニエル種としての本質を維持する
活発な猟犬種であるが、気質はきわめて温順で、スタイルも美しく、サイズも
手頃である事から、実猟犬用途以外にイギリス国内はもちろん、世界各国で家
庭犬として多く飼育されている。

イングリッシュ・コッカースパニエルは、アメリカン・コッカースパニエルの
原種となったために、かえってアメリカ国内での普及が遅れた。
イングリッシュ・コッカースパニエルはアメリカ国内では独立種と認められず、
コッカースパニエルの変種とされる時期が長かったのである。
この間、アメリカン・コッカースパニエルとイングリッシュ・コッカースパニ
エルの間で交配が盛んに行われたようで、両犬種にとって危機的な事態が続い
た。
アメリカン・コッカースパニエルとの異系繁殖を防ぐためには、イングリッシ
ュ・コッカースパニエルを独立種として分離すべきだとする活動が起こり、イ
ングリッシュ・コッカースパニエルの系譜を別建てとした上で、アメリカケネ
ルクラブは1946年にイングリッシュ・コッカースパニエルを独立種として認
定している。

スパニエルがフランスを経由してイギリスに入り、イングリッシュ・コッカー
スパニエルの元になったと伝わる説は、ブリタニーの影響を受けていると見ら
れる体形や、トイ・スパニエルの影響と見られる被毛色によるものであろう。

(データ)
原産地  イギリス
分 類  スポーティング(AKC) 
     ガンドッグ(KC)
     第8グループ(JKC)
体 高  おす40〜43cm めす38〜40cm
体 重  おす12.7〜15.4kg めす11.8〜14.5kg
出産数  JKC 1,740頭(全犬種中28位)2003年
     AKC 1,248頭(全犬種中75位)2002年

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