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「犬種研究 チベタン・マスティフ」

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メールマガジン「ペットビジネス専科」   毎週金曜日発行 日本畜犬学会
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 ■  ■ ■      ■     ペットビジネスの転ばぬさきの杖
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 ■    ■■■■   ■     「ペットビジネス専科」179号
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「ペットビジネス専科」41号以降はペットビジネスの根幹たる「犬」に焦点を
あて、我が国で流通する各犬種についてペットビジネス従事者が知るべきレベ
ルで掘りさげていきます。
日本畜犬学会を窓口とし、各犬種の専門家のご協力を得て刊行されます。

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        「犬種研究 チベタン・マスティフ」
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 ■お知らせ■
        ペット業界のタブーに挑戦「ペット・ここだけの話」

       http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/2926/p/1/

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チベタン・マスティフは多くのマウンテンドッグ種やグレートデン、コモンド
ール、クーバースといった近代のワーキンググループ犬種の始祖犬と考えられ
る歴史のある犬種であるが、1800年代以前は西洋人がチベットに入る事がほ
とんど許されず、その由来については不明な点が多い。

中国で発見されたチベタン・マスティフの原種(古代チベタン・マスティフ)
の頭蓋骨は、石器、青銅期時代(紀元前1100年頃)のものと推定される。
17世紀のチベタン・マスティフに関する記述は、マルコポーロの東方見聞録
やイエズス会の宣教師が残した文書にあるが「被毛は光沢のある黒、ロバの様
に巨大で頑丈な骨格。どう猛で吠え声は騒がしい」と言った断片的なものであ
る。
古代チベタン・マスティフは、アッシリア人、ペルシャ人、ギリシア人、ロー
マ人に軍用犬として同伴し、その後ヨーロッパに侵入したフン族のアッティラ
大王やモンゴル帝国を建国したチンギス・ハンと共に移動し、多くの地域の使
役犬種の改良に貢献したと考えられる。

チベタン・マスティフは今日でもヒマラヤ山系の標高5000メートルに近いチ
ベット、ネパール、ブータンで遊牧民によって飼育されているが、古代チベタ
ン・マスティフといえる純粋なチベタン・マスティフを見かける事はない。
チベットの人々はチベタン・マスティフを自分たちを守るガードドッグとして、
家族同様に大切に扱ってきた。
チベットではチベタン・マスティフには、この世に再来した修道士や修道女の
魂が宿っていると考えられてきた。
遊牧民が家畜の群れをより標高の高い場所へ移動させる時は、チベタン・マス
ティフはテントに残され、ヤギや羊、ヤク、女性や子供をオオカミやユキヒョ
ウ、強盗から守るガードドッグとなる。
聖地ラサでは日中は寺院や家の入り口、遊牧民のテントにつながれ、夜になる
と解き放たれるという習慣が残っている。
ラサ・アプソと共に寺院の警戒にあたらせることも多い。

チベタン・マスティフがイギリスに初めて渡ったのは1847年で、インド総督
がビクトリア女王に献上した。
1859年にイギリスでチベタン・マスティフのドッグショーが開催され、1873
年には血統登録台帳が作成された。
チベタン・マスティフという犬種名はその際にKCが名づけたものである。
1931年犬種標準が作成され、KCやFCIにも採用された。
アメリカには1950年代後半、アイゼンハワー大統領に2頭のチベタン・マス
ティフが贈られたが、中西部の農場へ連れて行かれた以降の消息は不明である。
その後1969年に数頭のチベタン・マスティフがチベットやインドから輸入さ
れた。
AKCはチベタン・マスティフを155番目の犬種として公認した。
アメリカやイギリスで見られる今日のチベタン・マスティフは、チベットにい
るチベタン・マスティフに比べると性質が穏やかである。
メスの発情期は年に1度しか見られない。

(写真参照)
http://www.dogfan.jp/zukan/Working/TibetanMastiff/

(データ)
原産地  チベット

分 類  ワーキング(AKC) 
     ワーキング(KC)
     第2グループ(JKC)

体 高  おす 66.0cm以上 めす 61.0cm以上

登録数  AKC 2,925 頭(全犬種中 51位)2006年

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