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■ ■ ■ ■ ペットビジネスの転ばぬさきの杖
■■■■ ■■■■ ■ メールマガジン 2003/08/15
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■ ■■■■ ■ 「ペットビジネス専科」14号
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「ペットビジネス専科」はペットビジネス相談室で、日頃相談事例の多いテー
マを順次取り上げていきます。
11号から20号まではペットショップ開業がテーマです。
日本畜犬学会を窓口とし、多くの団体、専門家のご協力を得て刊行されます。
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テーマ「ペットショップの立地調査」
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(問い)
生体販売とペット美容を中心にしたペットショップを開店する予定ですが、自
宅を改造して始めるか、通り沿いに店舗を借りるかで迷っています。
自宅の場合は通りから少し入りこんでいます。
(千葉県・K)
(答え)
ペットショップのような小型店舗では、売り上げを決定する要素の50%が「立
地」だと言われます。
自宅の場所と通り沿いの店舗を比較して、立地の良い方に決めるべきだと思い
ます。
店舗を借りる場合には家賃が発生して固定経費が増えますが、立地に明確な差
があるならば、家賃を支払っても採算が合うと思います。
さて、この立地調査と言うのがくせもので、店舗をオープンする前に正確に売
り上げを予想できる方法があれば、失敗する店舗などありません。
全国に何百店舗も持っているFC店でさえ、撤退する店舗がかなりあります。
立地調査とは言いながら実は見た感じ(勘)で決める事が多いのです。
とは言え、立地は開店後に自力で改善できるようなものではありませんから、
せめて自宅改造にせよ、店舗を借りるにせよ、納得の行く結論を出した上で決
めたいものです。
ひとつひとつの要素は不確かなものですから、より多くの角度から考える事が
重要です。
1.通行量調査
店舗の前の道をどれだけの人や車が通るかを調べます。
人の場合は時間帯や、性別が重要な要素です。
通勤、通学路の場合は、毎日同じ人が通っているのですから値引いて考えます。
女性の割合が30%を切るようだとオフィス性向が高く、昼夜の人口差が大きく
て何業によらず物販には向きません。
車は通行量と同時に、バス、タクシー、トラックの割合を計算します。
40%以上は産業道路、それ以下を生活道路と呼び、ペットショップの開店など
は生活道路沿いであるべきです。
2.駅に近いか
駅には多くの人が集まりますので、駅に近い事は望ましいのですが、駅を利用す
る人々の流れと関係がないような場所だと意味がありません。
曜日ごと、時間帯ごとに人の流れを観察すべきです。
3.角地は有利か
小型店舗は「多くの人の目にとまる場所」に出店すべきであり、交差点の角地は
2本の道路に面する事になりますから、認知度は高く有利です。
通行人や車は、道路の途中の店舗は無意識に見過ごしますが、交差点の角にある
店は道順を覚える必要上記憶しているようです。
ただし、市街地などで日常的に渋滞している場合には、かえって店に入りにくい
などの問題がありますから時間帯を分けて観察が必要です。
道路が一方通行であったり、分離帯がある場合には、減点して考えなければなり
ません。
4.競合店調査
ペットショップの競合店はペットショップだけではありません。
食品スーパーやコンビニにもドッグフードは売っています。
ペットショップの生体などは典型的な「買い回り商品」で、遠くても気に入った
ものを求めて人は移動します。
かなり離れていても競合関係にあると言う事です。
ペットショップは自分の店の広告次第で商圏を広げる事が可能な業種です。
競合店が多い事は必ずしも不利ではありません。
商品やサービスに自信があれば、むしろ競合が多い(お客が多い)方が有利です。
店舗の立地はトリミングの送迎サービスなどで若干のカバーが可能ですが、
条件が同じであれば消費者は大型の店舗に流れます。
自宅改装の場合に、周辺に店舗がまったく無いような状況だと来客は簡単には
増えません。
消費者は商店街などの店舗には気軽に立ち寄る事があっても、ポツンと離れた
店には明確な「買う意思」がない限り向かいません。
自宅改装の場合の戒めですが「近所にこれだけ犬が居るのだから、これだけで
も成り立つ」と考えがちですが、開店してみると、案外ごく近所の人は来ない
ものです。
店舗を借りれば負担も増えますが、将来の可能性は大きくなります。
売り上げの半分は立地だと書きましたが、残る半分は商材(サービス)と人材
です。
良い商品を並べて、スタッフがいかに努力をしても客が来ない限りどうしようもありません。
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