スイスとイタリア国境のサンベルナール僧院では、この犬種を多数飼育しており、17世紀以降悪天候の雪道で遭難した旅人2,500名が救助されたとか。
アルプス山中で遭難した旅人の手首を、ラム酒が入っているとされる樽を首に結び付けた1頭が舐め、他の1頭が僧院に知らせるために吠えているという救出場面を描いた1枚の絵をご存知の方も多いでしょう。
生涯に40名の遭難者を救出したと言われる「バリー」は、狼と間違えられて遭難者に射殺された後、剥製にされベルンの博物館に現在も収められています。
一方で「アルプス山中の救助犬」は作り話であり、僧院は牽引力の強いこの犬種を作業犬として売るために飼育していたとする研究者もいます。
いずれの説をも証明するに足る文書は残っていません。
バリーは老齢に達し山を降り、ベルンで息を引き取ったとする説も信憑性が高いと言えます。
体は巨大ですが、気質は大変温和で家庭犬としても人気があります。
充分な広さの飼育環境が必要で、高温多湿で騒音の多い地域での飼育には適しません。
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監修:日本畜犬学会
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