古くから犬を信仰の対象としていたチベット人の墓の中から、陶器や粘土で作られたこの犬種の彫像が多く発見されています。 敬虔な仏教徒のチベット人は、人も動物も同じ「魂」を持って生きていると考えており、結果的に動物、とりわけ人の近くに居る犬は大事に飼育されたのでしょう。 スパニエルと呼ばれていますが猟犬ではありません。 経文を信者に配る「仕事」をしており、「祈祷犬」と呼ばれていたそうです。 肢で小さなペダルを踏むと車(転経器)が1回転し1枚の経文が出る仕組みになっていたとか。 宗教行事の他に番犬としても有能で、集落が良く見渡せる寺院の最も高い外壁に座って「見張り」をしていたそうです。 不審者を見つけたり、羊の群れに狼が近づいたりすると鋭い声で吠え、同じく番犬として寺院に飼育されていたチベタンマスティフに危険を知らせたとか。 今日でも高い所に座って「見張りをする」習慣はこの犬種の特徴です。 愛情深く利口、活発で敏捷です。 やや独断的で未知の人に対しては警戒心を見せます。